兄弟間の敵対関係
お母さんはお母さんのままでいいんじゃない?勉強勉強と小言を言わなくとも、お母さんの愛そのままで包んであげれば、きっと子供は真直ぐに育っていきます…。
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言語連想テストで、ごく普通の人に「兄弟」というと、「敵対関係」という言葉が返ってくる確率がかなりあります。
ある意味で、これはごく自然のことです。
しかし私たちが兄弟や姉妹について考える時、最初に敵対関係という言葉を連想するのでは、お互いが人生の中で果たしている重要なプラスの役割について見落としてしまいます。
精神医学には、親子関係の力動に取り組む研究領域はありますが、兄弟関係をテーマにしている研究はほとんどありません。
兄弟がいかに互いに密接に関連し合った存在か、そして敵対関係以外にもどれほど多くのことがお互いの人生に及ぼす影響を特徴づけているのか考えてみれば、
この研究の少なさには本当に驚かされてしまいます。
多くの点で、兄弟は助け合って生きています。
お互いに相手を模範として利用していることも多く、社会状況、スポーツのルールとか、学校の教師への対応の仕方などを互いに教え合っていますし、
子とも時代には気がつかなくても、最高の友情関係をしばしば現しています。
確かに競争や敵対関係といった面もありますが、競争がすべて悪いわけでも、不健全なわけでもありません。
それは自分を向上させ、人に抜きんでようと努力することへもつながっていくかもしれません。
兄や姉たちは自転車の乗り方やバスケットボールのドリブルの仕方から、ママやパパの機嫌の悪い時の対処の仕方まで、弟や妹にいろいろなことを教えてくれます。
確かに、弟や妹が生まれると、兄や姉はそれまでの王子様や王女様の地位から退けられるというのは本当です。
実際、弟や妹が生まれた時、
兄また姉は幼児返りをし、
赤ちゃん言葉を使ったり、
おねしょをしたり、
以前より親にまつわりつくようになったり、
赤ちゃんのような振る舞いをしますが、
それに驚いてはいけません。
年上の子どもは、この世の中には自分以外にも子どもがいることや、親の愛情を弟や妹に分け与えなくてはいけないことに気づく必要があるのです。
最初は楽しいことではありませんが、子どもの発達上の重要な一歩を記す出来事なのです。
これはとりわけ、多くの子どもたちと仲良くしなくてはならない幼稚園や小学校に入学する子どもにとっては有益です。
年上の子どもは、最初、弟や妹の存在に脅威を感じるかもしれませんが、
結局はこのような兄弟関係が、社会にもっとしっかり、健全に参加できるようにしてくれる土台を作ってくれるのです。
兄弟間の敵対関係や競争が有害で、破壊的なものになってしまう危険性もありますが、その原因の大半は家庭環境にあり、兄弟や姉妹の関係に本質的に備わっているものではありません。
人間は与えられたものが少ないと、互いに怒りをぶつけ合い、敵対したり、嫉妬したりします。
兄弟の場合、このような供給物は物質的なものに限られません。
愛、安全、安定、親からの関心を争って、対立状態が現れる恐れもあるからです。
親の育児放棄や自己中心主義、そして全般的に子どもにとって過酷で、貧しい環境の中では、家族から提供される限られた供給物から得られるごくわずかな分け前を争って、かなり汚い手を使うこともあるかもしれません。
一人の子どもだけをひいきにしたり、兄弟の間に不当な比較が行われたりした結果、親に対する子どもの怒りが兄弟や姉妹に向けられてしまったりする時、兄弟の間の対立も激しくなってしまいます。
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