子供の賢いしつけとは?
ソーシャルスキルとは、「良好な人間関係をつくり保つための知識と具体的な技術やコツ」のこと。
親しい人間関係がもてない、人の身になれないという現代の子どもたちに、この教育がどのように役に立つのか。心理学の理論をもとに簡潔にまとめました。
変化の激しい社会の中で、ソーシャルスキルの乏しい子ども達が多すぎる。そのような子ども達を理解し、集団に溶け込み、みんなと共に学び成長できるためにも是非読んで見る価値のある本です。
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子どもが適切な振る舞いをしたのを見た時は必ずほめて下さい。
あなたの子どもの言動のいい側面をいつも支えてあげることです。
これが最も重要なしつけの方法かもしれません。
しつけを指導と学習の場と見なして下さい。
それは親子間で絶えず交わされる敬意に満ちた交渉なのです。
「いわれた通りにしなさい!」
といったような一方通行のコミュニケーションと考えてはいけません。
いつも子どもの発達状態に合わせ、自分が期待していることを説明して下さい。
簡潔に話をして下さい。
あまり多くの言葉をついやしてはいけません。
「その人形はアンのです。返してあげなさい」
といった簡潔な言葉のほうが、5歳の子どもに盗みがいかに悪いことかくどくど説教するよりいいたいことがはるかに効果的に伝わります。
しつけをする目的は、規則に盲目的に服従することを少しずつ教え込むことではなく、親子間の協力関係を築き上げたり、改善したりすることであることを子どもにはっきり説明して下さい(例えば、「これが正しいことなんだからやりなさい」ではなく、「こういうふうにしてくれたら、家族のみんなが助かるわ」と話して下さい)。
あなたの目標は子どもをロボットにすることではありません。
あなたのしつけについて、子どもがどのような感情を抱いているか理解して下さい。
子どもの怒りや欲求不満は、やりたくないことに対する抵抗というばかりでなく、自分の望みをあなたに伝えるための方法であり、
たいていが良好な親子関係に発展させていくことができます。
忘れないでもらいたいのは、規則は子どもの安全のために必要であると同時に、子どもが自分の意思で守っているという気持ちをもたせるようにしなくてはいけないことです。
規則は混乱を減らし、生活にリズムを与えてくれます。
しかし、幼い頃(よちよち歩きの頃)から、子どもが話しかけてきた時には柔軟に、すぐに応じられるようにして下さい。
できるなら、しつけの過程で、子どもも規則に参加、選択、協力しているという感覚をもつことができるようにいくつかの選択肢を与えて下さい(例えば「テディベアを今すぐか、それとも15分後に片づけなさい)。
子どもの模範になって下さい。これが最も有効な教育手段です。
子どもはあなたが話すことより、行動していることに注意を払うでしょう。
家族の規則と責任をどういうものにすべきかについて、子どもにも発言する権利を与えて下さい。
これは子どもの自尊心を大いに高め、自分が有益で、影響力のある人間だという気持ちを抱けるようになり、また規則を作る人の心も、破ってしまう人の心もわかるようになります。
しつけの仕方を決める前に、子ども時代に厳しいしつけをされたため、
自尊心を傷つけられてしまった時、あなたはどんな気分になったのか思い出して下さい(ほとんどの人には記憶に残るたくさんの体験があります)。
思いやりを込めて話し、子どもの人格を攻撃せず、
できるならよその家の子どもや家族の前ではなく、人目をさけて罰を与えて下さい。
罰することが必要だと決めたなら、必ず子どもが破った規則を簡潔に説明し、罰を与える理由を話して下さい。
あまりにひどい罰を与えてはいけません(例えば、半年間テレビを見るのを禁止するとか、1年間おこづかいをあげないといった罰はやりすぎであり、結局子どもに守らせることはできないでしょう。つまりいくらいっても子どもは信じないということです)。
罰は一貫性があり、確固としたものにする必要がありますが、厳しくてはいけません。
罰を与える唯一の目的は、規則を破ったことを教えることにあるのを忘れないで下さい。
普通、罰では子どものもつ個人的特権や楽しみなど愉快な活動を中止しなくてはいけません。
罰はすぐに下し、ルール違反の説明と罰がはっきり関連したものにすべきです。
規則が重要な理由をはっきりと説明して下さい。
規則を破った結果(罰)に対し子どもがなるほどと領けるようにすべきです。
回体罰は厳禁です。
体罰をすれば暴力は許される行為であると子どもに教えてしまうことになります。
力を使うと子どもの性格もさらに攻撃的になってしまう傾向があります。
特に親が腹を立てると、子どもは身体だけでなく感情も傷つけられてしまいます。
子どもに良心の珂責を感じさせようとしても、体罰を受けると子どもはこの感情を鈍らせてしまいます。
子どもの頃、父親や母親に叩かれていたからといって、自分の子どもを叩いてはいけません。
怒りが頂点に達し、そのような状況で自分の親がやっていたこと(体罰)しか頭に思い浮かばなくても、子どもを叩いてはいけません(あなたがお尻を叩かれていたとするなら、あなたの両親は間違ったことをしていたのです)。
怒りが抑えきれないなら部屋を出ていきなさい。
できるなら、配偶者か他の家族に子どもの相手をしてもらって下さい。
暴力と同じように、子どもには言葉による虐待も行ってはいけません。
言葉による虐待はしつけとは関係のないものです。
話し合ったり、またはしつけをしている時でも、ユーモアを交えることを忘れてはいけません。
しかしブラックユーモアは子どもに敵意を示す、言葉の虐待にすぎません。
罪悪感に翻弄されてしまってはいけません(自分の子どももよその家の子どもも、あなたが怒ってしまったことに罪の意識を感じさせようと仕向けてくるかもしれません)。
しつけが必要な理由やしつけをすることで達成しようとしているプラスの成果は何か、子どもと同様あなた自身もはっきりさせておくことです。
かんしゃくを起こしてはいけません。
かんしゃくを起こすことが、自分の願望を達成する有効な手段であることを子どもに教えてしまうことになります。
小休止を取ることは、とりわけ(5歳までの)幼い子どもには、緊張した状況をすぐにほぐしてくれる有効な息抜きになります。
動機づけ(長い目で見て、子どもが立派な振る舞いをするように勇気づける方法)のほうが、賄賂(短期間に自分が望むことを子どもにやらせるために与えてしまうもの)より常に好ましいことです。
子どもから動揺するようなことをいわれても、子どもがそんなことを口にしてしまったことに対する同情を失ってはいけません。
思いやりのないしつけは効果がありません。
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