病気を抱えている親が出来る子育てで、重要なこととは?
ソーシャルスキルとは、「良好な人間関係をつくり保つための知識と具体的な技術やコツ」のこと。
親しい人間関係がもてない、人の身になれないという現代の子どもたちに、この教育がどのように役に立つのか。心理学の理論をもとに簡潔にまとめました。
変化の激しい社会の中で、ソーシャルスキルの乏しい子ども達が多すぎる。そのような子ども達を理解し、集団に溶け込み、みんなと共に学び成長できるためにも是非読んで見る価値のある本です。
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親にできる一番重要なことは、病気の性質や、子どもが病気のことで予測していることをできるだけ簡潔に説明してあげることです。
子どもが予測するかもしれないことには、親が家を離れて病院で過ごす時間、病気による身体の変化(癌の治療で髪が抜けるなど)、親と自由に話せる時間や家事の決まり事の変更などが挙げられます。
親は今まで通りに実行できる出来事(子どもとの遊びや宿題の手伝いなど)をはっきりと告げ、また変更しない家庭生活の決まり事…、食事(土曜日の夜はピザを食べる)、食事時間、遊び時間、週270末の活動など…、について子どもに話し、安心させてあげることが大切です。
また、病気についての楽観的予後(治療後の経過予測)はどんなことでも言話しておいて下さい。
病気について子どもに何を話すのであれ、またどんなに子どもを安心させて、一番抱きそうな不安を未然に防ごうとしても、子どもはやはり、病気に対し何らかの反応を示すでしょう。
その中には、今後あなたの身の上に起こってくることについてのひどい曲解や歪んだ予測もいくっか含まれているはずです。
家族全員がこのような不安を打ち明けられるようにして下さい。
そして曲解された事実を訂正し、全員が病気が実際にはどのような状態なのか、そしてその病気があなたや家族全員にどのような影響を及ぼすことになるのか、現実的に把握できるようにしておいて下さい。
家族や家庭の決まり事で続けていけるものはすべてやめてはいけません。
親の病気が子どもに与える心の傷は、家庭生活をできるだけいつも通り、普通に続けられるようにするだけで癒すことができるでしょう。
しかし、ある決まり事を変えたり、やめなくてはならない場合や、親の病気が家計を圧迫し、
ある活動を行う金銭的余裕がなくなった場合には、冷静に話し合い、このような状況を克服することが家族にとって取り組みがいのある挑戦であると思えるようにすべきです。
子どもに協力者としてこの挑戦に参加してもらいましょう。
お金の節約法について子どもの提案に耳を傾けたり、金銭面で実行できなくなった決まり事に代わる、もっと費用のかからない決まり事を提案してもらったりして下さい。
ここでも、この挑戦のプラス面を強調することが大切です。
実行できなくなる恐れのあるその他の家庭生活の面を続けていくため、人に援助してもらうことを考えて下さい。
料理や掃除を手伝ってくれる人や子どもを車でリトルリーグ、ダンス教室、水泳教室に連れていってくれそうな近所の人を見つけて下さい。
あなたに起こるかもしれない不吉な変化(とりわけ肉体)に対し、子どもに心構えをさせておいて下さい。
その変化が病気の経過、または治療の経過の一過程にすぎないといって子どもを安心させることです。
入院が必要なら、必ず子どもが見舞いに訪れられるようにして下さい。
入院するのは、病院でなければできない医療を受けるためだということをあなた、または配偶者から子どもに説明して下さい。
入院することのマイナス面ではなくプラス面を強調することです。
配偶者がいるなら、彼(彼女)があなたと子どもの間の関係を補ってくれる重責を担っています。
あなたが直接子どもに話せない時には代わりに子どもに伝えてもらったり、子どもを安心させたり、家庭生活をできるだけ普段と変わりない状況にしておいてもらいます。
あなたや配偶者にとっては簡単なことではないでしょうが、
子どもが受ける心の傷の影響に気をつけることは、結局、あなたの心身にもプラスになるでしょう。
子どもを落ち着かせ、楽天的にしてあげることで、恐らくあなたも子どもと同じ気分になれるでしょう。
あなた、そして配偶者は、子どもに何らかの重い精神的な、あるいは社会的な障害や、学力面での問題が現れていないか油断なく警戒するようにして下さい。
そのためには、学校に自分が病気であることを伝えておくとよいかもしれません。
そうすることで、学校のほうも子どもの治療が必要となる障害に注意しておけるようになります。
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