親の離婚を経験した子供の子育ては?
離婚後に、子ども達が離れている親から愛されているという証でもある「養育費」と「面接交渉権」。
その実態と問題点を理解して支援に生かしてください。ひとり親家庭の子どもの権利をみんなで考えるための一冊。
第1章 アンケートから知る当事者の声(当事者アンケートから思うこと/離婚後の親子関係サポートに関するアンケート)/第2章 養育費不払いに困ったら(養育費は子どもの権利だから…/養育費の取り決めについて ほか)/第3章 面接交渉実態調査(アンケート調査から見る面接交渉の実態/アンケート集計結果 ほか)/第4章 支援者の心構えとして大切なこと(支援者の心得(カウンセリング理論)/カウンセリングで目指しているもの ほか)/第5章 NPO法人Winkの活動(NPO法人Winkの活動・シンポジウムから/NPO法人Winkの一〇年計画 ほか)/付録
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子どもを板挟みの状態にしてはいけません。
離婚する前、離婚調停中、離婚後のいずれの時期であれ、子どもをあなた方二人の間の伝令役として利用してはいけません。
手間を惜しまずに、夫婦間題の原因とはまったく無関係であることを子どもに確信させて下さい。
特に子どもがそばにいる時は、別れた相手と友好的な関係ではなくても、誠実な関係を維持するよう心がけて下さい。
できれば、別居や離婚について子どもに話してあげて下さい。
別れた理由については簡単明瞭に、くどすぎない言葉で話して下さい。
離婚後、子どもにとって状況はどうなるのか(今後暮らすことになる場所、別れた親に会うために取り決めたこと、考えられるライフスタイルの変化)きちんと話して下さい。
いつも子どもが予測することができることはすべて明らかにしておけるようにして下さい。
こうしておけば、親子ともストレスや不安は軽くなるでしょう。
子どもの養育権をもたない親にも子どもが常に連絡を取れるようにしておいて下さい。
これは親が互いに抱く憎しみ、未解決の問題、敵意のため、離婚の調停においては最大の難関になることが問題です。
しかしこの問題を解決しておくことが、親として最も重要な務めの一つなのです。
子どもが一緒に暮らしていない親のもとを訪ねることを尊重して下さい。
この面会をもう一人の親が何をし、何を考えているのか探り出すための機会として利用することは絶対しないで下さい。
再度いいますが、あなたの子どもを伝令役やスパイとして利用してはいけません。
養育権をもたない親は、訪ねてきた子どもができるだけ普段通りの生活ができるようにすべきです。
子どもが自分の感情を率直に話せるようにしてあげて下さい。
二人の親(とりわけ養育権をもつ親)に向けられる怒りに対し心の準備をしておいて下さい。
同居していない親は理想化されることが多く、一緒に暮らしている親はしばしば見下されています(見下すことで、子どもは自分の怒りをもっと表明してもいいのだという気持ちになります)。
もし、離婚することでよくなった生活面があるのであれば、すべて子どもに指摘して下さい。
例えば、家庭での口論や喧嘩(または暴力)がずっと少なくなったこと、全体的に家庭の緊張感が少なくなったことなど。
また現在、子どもが参加している新しい生活環境のプラスの面りんしん(隣人、学校など)をすべて指摘してあげて下さい。
離婚時に、子どものためにあなたが行っているすべての建設的介入は、重大な情緒障害に陥るのを予防してくれるので無駄にはならないでしょう。
あなたは自分が実行している介入にどんな素晴らしい効果があるのか必ずしも理解できるとは限りませんが、あなたは子どもを助けていること、
そして数年後には子どもに計り知れないほどの利益を与えることを確信できます。
不安、うつ状態、PTSD、発育の遅れ、学業不振など、もっと深刻な症状を現しているなら、専門家に精神面の評価をしてもらい、
子どもに適切な精神療法を受けさせるようにして下さい。
学校、地域のクラブなどの施設にある、離婚家庭の子どものための支援グループを詳しく調べて下さい。
また、離婚した親のための多くの支援グループについても調べておいて下さい。
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