子供のチック(トゥーレット症候群など)の対処法
いつまでも疲れがとれない、通勤電車で激しい動悸に襲われる、緊張すると下痢をする―こんな身体症状の背景に心の病気が潜んでいることがあります。
ストレスや心の病気による身体不調や異常行動を事例で紹介。
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チックの可能性がある不随意運動(意志と無関係に、あるいは意志に逆らって出現する運動の総称)が子どもに現れたなら、他の神経系疾患による運動障害の可能性も検査するため、小児科医に診てもらうようにして下さい。
子どもが苦しんでいるチック症やチック症候群の性質がどのようなものであれ、子どもの生活のその他の領域に焦点を当て、社会の除け者だという感覚を子どもに絶対与えないことが何としても必要です。
チックは遺伝や神経学的理由のいずれか(またはその両方)が原因である確率がかなり高く、子どもが自分の力ではほとんどどうすることもできないことと取り組んでいるのを忘れてはいけません。
普通、彼らは感情や知的な面では他の子どもとまったく変わりはありませんので、あたかも重い障害をもっているかのように扱ってはいけません。
特に慢性チック障害の子どもには、心の病気ではないといって安心させてあげることが必要です。
罰を与えることで彼らの症状を「治そう」としてはいけません。
この症状が解明されていなかった時代、自分自身もチックだった親には、このような態度を取るのは難しいかもしれません。
恐らくその時代、彼らはチックを自分の欠点、弱さ、天の邪鬼的性格のせいにされたり、精神障害の証拠だと教えられていたでしょう。
支援、同情、忍耐が、強迫性障害や学校での集中力のなさばかりでなく、
自尊心の低下や社会的孤立のようなチック症から派生する困難に子どもの生活を支配されることから救ってくれるでしょう。
一過性チック障害の子どもは、ストレスを減らすことで症状が改善されていくでしょう。
親は子どもの生活の中の最大のストレス要因を突き止め、子どもへの影響を減らすためにできるだけのことをすべきです。
ある種の薬の利用が、トゥーレット症候群の子ども、時には慢性運動性チック障害の子どもに素晴らしい効き目があることがわかってきました。
とりわけ、ハルドル(ハロぺリドール)とピモジッドは、チック症の子どもの70〜80%の症状を短期間で軽減しました。
もう一つの薬クロニジンは、副作用も多少ありますが、ハルドルやピモジッドのような神経系への副作用はなく、症候群をもっ子どもの4分の1に効果があります。
一般に、慢性チック障害やトウーレット症候群の子どもには心理療法が必要です。
心理療法ではほぼ例外なく、焦点をこれらの障害から派生し、併発している障害に当てています(自尊心の低下、うつ状態、社会的孤立の他、注意散漫、強迫性障害、学習障害)。
家族療法は子どもだけでなく親にも教育や支援を与えることができる上に、子どもの障害が家庭生活に及ぼす影響から生まれる対立に対処するためにも非常に有効です。
感情的に、または他のいかなる手段でも子どもにダメージを与えないために、あなたにできることはすべて実行して下さい。
最も重要なことは、子どもの病気は思春期の後半までには治るということを忘れないことです。
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