子供の不登校(学校恐怖症)の対処法
もう一度学校に行きたい!再登校するためには親はどのように対処すればいいのか…。
15歳から20歳までの不登校の多くの事例を振り返り、思春期と青年期のはざまに漂う子どもたちの不登校の特徴と援助の方法、解決の条件をくわしく提示する。
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不登校について親が知っておかなくてはならない一番重要な事実とは、
子どもが学校に戻れるのが早ければ早いほど、子どもにとっていいということです。
あいにく、この事実を知ったからといって、親の義務が軽くなるわけではありません。
不登校の子どもはびくびくしているだけではありません。
彼らはパニック状態に陥ることも多く、いくら忍耐強く、合理的に話し合っても、脳裏から消えない学校に対する不合理な恐怖で頭の中がいっぱいになっています。
二つめの事実とは、子どもが怒ったり抵抗するのを恐れて、親のほうが譲歩してしまいがちだということです。
恐らく親自身も子どもと同様に解決できない重大な問題を抱えているので、それ以上子どもを動揺させたくないと考えてしまうのでしょう。
しばしば親もまた、子どもが心に抱いている不安を学校、教師、同級生の責任にしてしまいがちです。
子どもを再び学校に通わせるためには、ある程度、自分の意思で行動しているという意識を子どもが感じられるようにしなくてはいけません。
例えば、教室に戻る予定の日をいつにするか、学校に何時間くらいいる努力をするか、朝学校に行くためにどのような通学手段を利璃するかは子どもに決めさせて下さい。
そうすることで、親子が互いに手を携えているという意識を子どもに与えることがとりわけ重要です。
友達と一緒にいられたり、学校の活動に参加できたりといった、学校に通うことのプラス面について話し合うのが役に立ちます。
子どもが学校に通うように仕向けるためには、両親、家庭、兄弟、大好きなペットの写真をもたせたり、時には朝、両親が家にずっといてあげたりすることが効果的です。
こうすることで子どもはもっと安心感を抱けるようになるでしょう。
親が学校に復帰しようとする子どもの味方であることを、実際に子どもに気づかせることが重要です。
子どもが学校に戻る決意をするには、これが決定的に重要かもしれません。
学校に再び通ってくれると親が確信していることを子どもが感じ取れるようにすることが、結局、親を満足させようとする子ども自身の決意を固めさせる場合が多いものです。
親の決意は無意識のうちに子どもにも伝わり、多くの親が考えているよりずっと子どもの立場を変えるのに役立つかもしれません。
抵抗のとりわけ激しい子どもには、セラピストによる個人療法や、親自身のカウンセリングにもつながる家族療法などの治療が必要で、効果的でしょう。
行動療法もよく利用されています。
不登校の子どもを専門に扱っている特殊教育センターを設置した学校に転校させる必要があるかもしれません。
抗うつ剤や軽い精神安定剤のような薬が効果的な場合があります。
これまで述べてきた手段がすべて役に立たないなら、子どもを外来専門病院、精神病院、寄宿制の学校に連れて行くといった、不登校患者の中でもごくわずかな子どもが必要とする集中治療を施さなくてはならないかもしれません。
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