子供の喧嘩にどう対処するか
第1章 「いじめ」にかかわる教育心理学的課題(文部省報告の基本的姿勢/「いじめ」問題対応の三側面 ほか)/第2章 よい子でありつづける子どもたち―いじめられる側の心理(いじめられる側の子どもを知る/いじめられる側の子どもの心を癒やす)/第3章 満たされない子どもたち―いじめる側の心理(いじめたくなる心理の背景(1)―安心感を求めて/いじめたくなる心理の背景(2)―子どもたちを支えるために)/第4章 いじめを助長する子ども・大人たち―傍観者と大人の態度(正義は心の声に従う―傍観者の問題/いじめにおける大人の問題)/第5章 悔しくて、悔しくて、殺してやりたい―「いじめ」カウンセリングの実際(悔しくて、悔しくて、殺してやりたい/いじめられた秋子さんへの心理治療過程)
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まずはじめに、しょっちゅう喧嘩をしているのでなければさほど心配する必要はないことを理解して下さい。
しかし、自分の子どもだけでなくよその家の子どもも、喧嘩でひどい怪我をしないよう注意するのが親としての務めです。
子どもに争いごとは言葉で解決するよう促し、心の悩みを自由に打ち明けられるようにすることで子どもを後押しし、悩みが喧嘩として表に出ないようにしてあげることです。
子どもがいくら幼くてもこのことは実行すべきです。
ここでも、あなたが子どもに与える見本が最高の教訓になります。
家庭の中で問題を解決するのに喧嘩や暴力に頼っているなら、子どももあなたと同じようになってしまう危険性があります。
映画、ビデオゲーム、テレビ、インターネットなどの過剰な暴力シーンを見せないようにして下さい。
先に述べた八つの項目のいくつかに子どもが該当するなら、専門家の助けが必要です。
子どもの喧嘩が治療を要する問題であるとわかり、その行為が他の障害とは関係のない個別の症状として現れている場合には、普通何らかの行動療法が行われます。
しかし、喧嘩がより大きな障害の症状の一つである場合には、家族療法、個人療法、時には集団療法が必要になるでしょう。
子どもが自分の攻撃性をどうしても抑えられない時には薬物治療が必要になります。
クロニジン、抗精神病薬、抗うつ剤を含む様々な薬が過剰な攻撃性を示す子どもに利用されてきました。
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