子供の学業不振
「勉強ができない子」を放置しては絶対にいけない!本が読めない、字が下手なのは「頭が悪い」のではない!家庭でできる子どもの「自信」を取り戻す最新解決策。
親や教師の「気づき」が「学習障害」の子どもを救う。
別に障害とかじゃなくても充分に活用できますね。考え方次第か。。。
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学校で平均以下の成績の子どもは、親にとって非常に大きな不安の種になります。
その理由は、多くの親が学校の成績を子どもの発達や将来性についての最も明白を判断基準と見なしているからです。
また、子どもの成績は、しばしば自分たちの地位の問題でもあるのです。
子どもの綴りや算数の能力をまるで自分の能力、知能、家族の地位を査定されてでもいるかのように、子どもの通知表に反応する親が実に多いのです。
子どもの人生に不安を抱き、まるでそれが自分自身の人生てあるかのような関わり方をするのは行き過ぎといわざるをえません。
それはよちよち歩きの子どもが「適切な」ハーバード大学への進路である幼稚園に入園できるだろうかと心配している母親や父親の姿を見ればわかることと思います。
マスメディアの中で耳にする不吉な状況に煽られて、いたるところに神経質な質問があふれています。
「子どもはADD(注意欠陥障害)ではありませんか?」
「知的障害では?」
「離婚したから、娘の成績が下がったのでしょうか?」
「息子の耳は悪くはないでしょうか?」
「甘やかしすぎでしょうか?」
「過大な要求をしているのでしょうか?」
「失読症ではありませんか?」
実際には、学校での学業不振には多くの原因があるでしょう。
これは非常に複雑な問題です。
私が、不安になっているすべての親にいってあげられる一つめのアドバイスは、問題の原因を短絡的に決めつけてはいけないといった程度のことです。
早まって、本来専門家が判断すべき障害(例えばADD)が学業不振の原因にされてしまうことも数多くあります。
学習障害には数多くの種類があり、障害の程度も様々で、治療のための選択肢も数多くそろっています。
子どもの学習能力を妨げている視力や聴覚などの身体の問題があるかもしれません。
情報を受け入れ、処理する子どもの能力を減じ、制限しているのは、情緒障害、行動障害、家族の問題、性的虐待や身体的虐待かもしれません。
科目によって成績にばらつきがあるかもしれませんが、それはある分野に子どもの才能があるといったことにすぎません。
もう一度いっておきますが、親のプレッシャーや期待(「お父さんはいつも数学がAだったのよ!それなのになぜあなたはこんなにできないの?」)のせいで、子どもの「無能力」について誤った前提を立ててしまうかもしれません。
子どもが本当に学習障害と診断されて、治療に取りかかることができるようになるまでには、しばらく時間がかかるかもしれません。
専門家でさえ、この障害をすぐ的確に指摘できるとは限らないのです。
学業不振についての一般的な原因について、おおまかに説明してあります。
あなたが適切だと思える診断や症状を扱った章を調べて下さい。
しかし、最も大事なことは、忍耐強くなることです。
子どもの読み、書き、計算の能力を妨げているかもしれない原因を見つけ出すには、恐らく綿密な調査が必要になるでしょう。
学業不振は簡単には見えてこない種々様々なこころの問題を外部に示すために用意された「ありふれた最後の方法」とも呼ばれています。
学習障害をきちんと診断するには、この障害を扱う資格のある心理学の専門家に特別な検査を行ってもらう必要があります。
確かに、過活動で、怠慢で、衝動的性格の子どもは(その結果、学校の成績はよくなく)ADDの恐れがあり、刺激剤、社会技能訓練、特殊治療教育の利用など多面的な治療が必要とされるかもしれません。
読み書き、または数学の能力を妨げている様々な学習障害である恐れもあります。
また教室でうまくいかないのは、行動障害のせいかもしれません。
これは学習障害とは違いますが、子どもが進んで学習したり、適切に行動したり、先生の指示に従う態度を妨げてしまう破壊的な症状です。
普通、行動障害のある子どもは、純粋な教育的技術によって対処できる場合が多い学習障害だけの子どもより、はるかに徹底した心理療法や保護・観察(時には家族療法、特殊学校や施設への入所)が必要になります。
トゥーレット症候群(チックなど)の子どもも、この病気が原因の破壊性や社会的孤立のような症状のために、学習や成績が妨げられているかもしれません。
もっと珍しい障害ですが、自閉症(広汎性発達障害)のような障害では、学校での成績に最初の徴候が現れる場合が多く、
知的障害(身体検査、家族歴の聴取、心理テストのすべてがそろって初めて診断される)や境界線にある知能の機能(IQ70から85で指摘される)と同様に、学業不振の原因かもしれません。
発育の遅れのある子ども(普通ある領域に障害があり、他にはない場合が多い)は、不完全な分野で人に追いつこうとしている状態の時、間違って知的障害と診断されることがあります。
人に追いつくのに多少時間がかかるというだけの話なのですが。
情緒的な問題が学業不振の原因になることもあります。
学校の成績が悪く、同級生についていけない子どもは、自尊心の低さやうつ状態に悩んでいたり、または不登校になっていることがあります。
不登校は(親が考えるかもしれないような)子どもの怠惰、不服従、わがままのせいではなく、まだ見つかっていない身体の病気や学習障害が原因かもしれないと考えることが重要です。
本当の問題とはまったく別なのに、子どもは学校に絶対行きたくない理由を、学校、同級生、先生の責任にしてしまうかもしれません。
不登校の子どもはできるだけ早く学校に通わせるようにすることが非常に重要なのですが、その成否はまず第一に学習障害かどうかの検査をきちんと受けさせることができるかどうかにかかっています。
同様に、うつ病が学習障害の原因や症状になっている恐れもあり、その点も慎重に調べておかなくてはいけません。
うつ気味になっている学習障害の子どもと学習が困難になっているうつ病の子どもの違いを見分けられるかは、学業不振の他にうつ病の症状(悲しい気分の永続、短気、社会活動での喜びの喪失、孤立)を探し出せるかどうかにかかっています。
子どもが学習以外の領域では支障なく過ごせているなら、学業不振は学習障害のせいで、うつ状態はこの障害の徴候となっているだけかもしれません。
学習障害に関連するその他の情緒的な問題は、子どもの家庭生活が混乱し、規律がないことや親や兄弟との絶えない喧嘩が原因になっているかもしれません。
正確な理由はわかりませんが、片親や継父母の家庭の子どもは学校の成績が下がってしまう傾向があるようです。
親の離婚それ自体が学業不振の原因とは思えませんが、離婚(そして家族の離婚に対する反応)を取り巻く対立や不安定な状況は、子どもの学力成績にマイナスの影響を及ぼしているのかもしれません。
一般に身体障害があったり病弱だったりすることも、子どもの学習能力にかなりの影響を及ぼします。
聴覚や視覚は定期的に検査すべきです。
子どもは気づかない、または一時的にぼんやりしてしまったか、疲れているせいだと誤解している軽い発作が起こっているかもしれません。
これは発作といっても、ほとんどの人が普通てんかんを連想するような劇的な大発作ではなく、小さな発作(精神運動性発作)です。
病弱な子どもは勉強に対する意欲が湧かなかったり、学校で注意力を維持するための体力がなかったりするかもしれません。
普通、喘息、糖尿病、偏頭痛は、子どもの学習能力にマイナスの影響を及ぼします。
喘息の薬など症状を軽減するために飲んでいる薬の副作用のせいかもしれません。
喘息の薬でADDによく似た過活動の症状を起こしたり、ふらふらになったりしている子どもがいます。
またはこれよりもまれなことですが、ナルコレプシー(突然、眠ってしまう発作)のような神経病の症状が学業不振の原因とも考えられます。
学校が子どもの性格にあっていないことも原因になる可能性があります。
身体障害の子ども、特殊な才能のある子ども、違う文化出身の子ども、学習スタイルが異なる子どもに気づき、対処する訓練を受けていない教師もいます。
これとは別の理由で、才能のある子どもがいい成績を上げられない場合があります。
潜在能力を発揮させ、能力に見合った成績を上げさせようとする親からのプレッシャーに息が詰まってしまったり、同級生と違うように見られたくないので、
自分の知性、才能、能力を実際より低く見せようとする子どもです。
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