子供の構音障害
そもそも子どもは、どのようにしてことばを獲得していくのか、から説きおこす。
言語学者であり精神分析家でもある著者は、障害の分類、検査と治療方法、治療の原則など、言語発達障害に関わる問題を、独自の視点から紹介する。子どもと向きあうすべての人のための、示唆に富んだ解説書。
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当サイトに取り上げた多くの障害や症状は、普通、子どもが成長すれば治っていくものです。
どの子どもも自分なりのペースで成長していくもので、他の子どもが難なく通過しているように見える様々な点で、つまずいてしまう子どももいます。
とりわけそれは、会話や言語の領域で顕著です。
しかし、ペギーの場合はほうっておいても自然に治るといったケースには当てはまらないでしょう。
ぺギーの舌たらずや言葉の省略が本当に構音(発音)または音韻障害の現れだとするなら、ペギ〆がこの障害に対処するためには専門家に診てもらうことが必要です。
子どものコミュニケーション障害の原因の中でも断然多いのが「構音障害」です。
幼稚園児の20%は構音で何らかの困難を経験しています。
例えば、この障害は「発育上(年齢や方言に)適した会話の音を作り出せないこと」と定義されています。
この障害では、ある音を他の音に置き換えてしまう子どもがいます(本来は「シ」の音を「チ」と発音するというように)。
また、音節を省略したり、言葉の最後をいわなかったり、特定の音をまったく抜かしてしまうこともあります。
乳歯のあるなしにかかわらず、ぺギーのようにずっと舌たらずのままで会話が歪んでしまう子どももいれば、ある単語の音の順序を逆さまにしてしまう子どももいます。
概して、この障害をもつ子どもの多くは、他の同じ年齢の子どもより幼く、社会的にも未熟に見えます。
この障害の診断はほとんど4歳までに下されます。
それはほぼこの年齢までに子どもがあまりつっかえずにしゃべれるようになるからです。
しかし、とりわけこの障害が重かったり、ひどかったりする場合には、もっと早い時期に診断を下すことができます。
構音の問題はほぼ例外なく言語障害に伴って発生しています。
この両者は結びついているといっても差し支えないでしょう。
これがぺギーの母親が専門家に助けを求めるのが賢明であると私が提案するもう一つの理由です。
彼女の娘の会話の障害には、できるだけ早く取り組む必要のある別の障害があることが考えられます。
言語障害と構音障害を区別するのは困難な場合が多いので、この分野の専門家に診断してもらい、適切な治療を示唆してもらう必要があります。
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