身体病の子供
慢性疾患の子ども(リューマチ熱、糖尿病から筋ジストロフィーや癌まで、何らかの病気と戦っている子ども)にとって、日常生活はストレスだらけで、気持ちが沈んでいるかもしれません。
慢性病は子どもを脅かしたり、怒らせたりします。
仲間から引き離され、違和感、孤立感、疎外感を子どもは抱いています。
活動は制限され、人と普通に付き合う機会も減ってしまいます。
そして病気の子どもは、その身体機能が自分にはどうにもならないという無力感や病気が自分の生命を奪うものかもしれないという予測におそれおののいているかもしれないのです。
一般に、身体の病気にかかっている子どもの親は不安を抱き、自分に対し怒りを感じています。
子どものために「きちんとしたことをやってこなかった」とか、ある意味で自分が病気の原因を作ってしまったという罪悪感を抱いているのです。
親は考えられるマイナス、または危険な影響から子どもを保護し、守ろうとすることで、自分の罪の意識を償おうと極端な対応を示してしまうことが多く、
知らないうちに子どもの不安と孤独を膨らませてしまいます。
これとはまったく正反対に、病気の重さや脅威に自分の感情を直面させることを恐れて、病気が重いことを否定したり、子どもを避けてしまったり、子どもが病気だということを受け入れようとさえしない親もいるかもしれません。
自分の慢性病についてどの程度理解しているかは、子どもの年齢によって違ってきます。
子どもが幼く、未成熟なほど、「自分が悪いことを考えたり、願ったり、行ったりした罰として自分は病気になってしまったのだ」と考える傾向があるようです。
子どもは病気になったことを恥ずかしく思い、罪の意識さえ感じているかもしれません。
このような子どものほとんどは、病気に対して自分でも何かをなしうる能力があるという意識をなくさないようにするために、「自分は罰せられている」と意識するという手段を利用しています(「僕が悪い子でなければ、病気にならなかったんだ」)。
子どもの年齢が上になるほど、このような罪の意識は自分の幸福や様々な行動が思い通りできないことに対する深い不安へと変わっていくことが多くなります。
そして病気の具体的な面に関心を向け、薬や治療についての細かな点に夢中になったり、時には極端に難解な医学の詳細な百科事典的知識を理解するようになります。
新しい治療や手術のことを考えると、実際に彼らは強い恐怖や不安を抱きますが、
このような作業は自分が受けるかもしれない治療や手術を自分一人のことではなく、もっと全般的な問題としてとらえることで、不安を紛らす手段ともなっているのです。
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