子どものことを一番よく知っているのはあなたです
アメリカ・ヨーロッパ・オーストラリアなど世界各国で支持され、注目されているシュタイナー教育の実践編。
子供の魂を育てる教師の在り方、学校の在り方が明快に示される。『シュタイナー教育の基本要素』姉妹編。付:1~12学年までのシュタイナー学校カリキュラム例。
子どもを理解する/精神科学的人間認識の観点からの教育実践/学校の運営/付録(学年毎の主要授業の例/一週の科目時間数の例)
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子どもにとってより健全な環境を創る、少なくともその努力をする、
ことの他に、子どもがもつ独自の能力を育てるために(これは最も健全な自我を育んでいくということでもあります)親にできることはあるでしょうか?
そのためには、まずできるだけしっかりと子どもを観察するようにしなくてはなりません。
もう一度言いますが、子供のことを一番よく知っているのはあなたなのです。
しかし、それは、子どものことをもうこれ以上知ることができない(知るべきではない)ということではありません。
ほとんどの親は、わが子の妊娠と誕生以来、または幼児の頃から子どもとずっと一緒に暮らしてきました。
親は子どもに食事を与え、おむつをかえ、しつけをします。
一緒に喜んだり悲しんだり、なだめたり、抱きしめたり、起こされたり一緒に眠ったり、心配したり、看病して病気を治してきました。
すなわち、あなたは子どもの発育の過程をほとんど観察してきているのです。
子どもの生体リズムについてあなたほど知っている人はいるでしょうか?
子どもの好き嫌い、能力、好み、才能、欠点についてはどうでしょう?
このような質問に対するあなたの答えの中に、親こそ子どもにとって最高のセラピストになれるという私の主張を裏づける貴重な証拠が見つかります。
もちろん、愛情深い、気持ちをわかってくれる親でも対応できず、専門家の援助が必要になることもあるでしょう。
種々様々な知識や臨床での経験が、正式な診断を下し、治療をするには必要となります。
しかし親は、子どもが直面する大部分の心の悩みに手を差しのべることができるのです。
できる限り子どもの成長を育む環境を創ってあげるのと同様、(親が本来の子どもの性質をはっきり理解できるよう)子どもについて自分が既に知っていることにもっと意識的になれば、親の援助はさらに有効なものになります。
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