子供の抱える不安に、親はどう対処したらよいのか
ソーシャルスキルとは、「良好な人間関係をつくり保つための知識と具体的な技術やコツ」のこと。
親しい人間関係がもてない、人の身になれないという現代の子どもたちに、この教育がどのように役に立つのか。心理学の理論をもとに簡潔にまとめました。
変化の激しい社会の中で、ソーシャルスキルの乏しい子ども達が多すぎる。そのような子ども達を理解し、集団に溶け込み、みんなと共に学び成長できるためにも是非読んで見る価値のある本です。
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皮肉に聞こえるかもしれませんが、全般性不安障害の子どもは自分が支配されていると感じている家族を、しばしば自分が支配してやろうとする傾向があります。
不安発作に襲われやすい子どもに、家族は慎重に対処しなくてはいけないと感じるかもしれません。
しかしこのような場合、子どもの振る舞いに良識ある境界と限界を設定し、
子どもの不安のせいで家族全体の言動が振り回されたりはしないことを子どもに教えることが大切です。
家族のほうも、自分たちの振る舞いや、その振る舞いが不安を抱いている子どもに及ぼしている影響をできるだけ正直に見てみることが不可欠です。
臆病で、神経過敏な子どもは、やはり同じような性質をもつ親の個性を反映し、それが極端に現れてしまっているのです。
多くの親は子どもが抱く不安の責任の一端が自分にあることに気づいていません。
このような親にとっては、完璧を求めることや他人の意見をいつも気にするのは当然のことなのです。
私たちの誰にとっても、子どもを一定のやり方で振る舞わせようとして、かなりの圧力をかけている可能性があること、実際には気質、才能、欲望がかなり異なる子どもに自分の基準を押しつけているかもしれないことを認めるのは難しいことです。
子どもの不安が自然と消えていかないようなら、家族全員が一緒に治療を始める必要があります。
家族がずっと意識していなかった「不健全な家族関係のあり方」に気づいてもらうためです。
恐らく家族療法はこの障害の治療の頼みの綱となるでしょう。
他に効果があることが証明されている治療法には、認知行動療法、リラクゼーション療法、抗不安薬の利用があります。
しかし、子どもへの抗不安薬の処方には慎重を要するべきです。
眠気、軽い酷酎感、記憶などの認知の障害、中毒の可能性などの副作用があることから、薬の助けを借りることにも異論が唱えられています。
たいていは家族療法を通して根本的原因(家族が不安障害の子どもに及ぼしている影響)の手当てをすることが、最も優れた癒しへの道(方法)となります。
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